退職代行サービス利用率16.6%
社員が出社しないと思ったら、退職代行サービス業者から電話がかかってきて、社員の退職を告げられる…こうしたケースが増えています。
マイナビは、2024年7月4日(木)~7月18日(木)の期間に、下記の個人と企業を対象に「退職代行サービスに関する調査」をインターネット調査により行いました。
- 個人:正社員として働いている20代~50代の男女のうち、直近1年間(2023年6月以降)に転職した方
- 企業:2024年1~7月に中途採用業務を担当し、募集活動をしており、採用費用の管理・運用に携わっている人事担当者
調査の結果の概要は以下の通りです。
- 直近1年間に転職した人で退職代行を利用した人は16.6%。職種別では「営業」「クリエイター・エンジニア」で利用率が高い
- 退職代行を利用した理由は「引き留められた(引き留められそうだ)から」が約4割で最多。「自分から言い出せる環境でないから」「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」が続く
- 約4社に1社で「退職代行を利用して退職した人がいた」と回答。退職代行利用者は年々増加の傾向
16.6%という利用率は驚きですね。社長や人事の担当者からすれば、「なぜ自分で言わないのか?」と寂しい思いをすることが多いですが、自分から言い出しづらい雰囲気が社内にあることもあります。社員は会社の不満を上司には言いづらいものですし、社長にはさらに言いづらいことが多いです。この延長線で「退職することすら言いづらい」ということなのかと思いますが、ちょっとした不満や疑問を上司や社長が快く受け止める社風づくりをすることが、多少は予防策につながるかもしれません。
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