【コラム】心の安らぎ
9月5日(木)~9月9日(月)の5日間、手術のために入院していました。・・・と書くと、ご心配なされる方もいらっしゃると思いますが、病名は「痔」です。数年来困った状態が続いておりましたが、これで完治。今は快適な日々を送っております。
入院中はコロナの影響で面会禁止。4泊5日の入院期間のお楽しみは食事くらいしかありません。見た目はいかにも病院食ですが、一つ一つの食べ物は意外に美味しかったです。少しでも食事がより楽しくなるようにと、ビール代わりのウィルキンソン(炭酸水)と、食後のお菓子を病院に持ち込んで、楽しく過ごしておりました。・・・最初の1日だけですが。
2日目は午後から手術で、夜の食事はおにぎりのみ。
入院中は建設的に過ごそうと思っていたのですが、麻酔の副作用で座ったり立ったりすると頭痛がするようになり、結局動画や映画を1日中見ながら、合間に食事をするような過ごし方になり、3日目以降は、食事は美味しくいただくものの、どういうわけか、ウィルキンソンもお菓子もどうでもよくなってきました。体の不調で食欲がなくなったわけではないのですが、病院という特殊な環境は、私にとっては心の元気がちょっとずつすり減っていくような気がします。
入院して5日目の月曜日に退院。
自宅で食事をしましたが、この食事の美味しいこと!!
病院の食事と違うのは、家庭という安らげる空間と、心許せる家族と一緒に話をしながら食事をすることです。「食事が美味しい」というのは、食べ物の味や香りだけではなく、誰とどこで食べるのか、ということを含めて決まるんだなということがよく分かりました。
普段、当たり前すぎて気がつかないことの中に、幸せが隠れています。このことに気づかされました。
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