【コラム】諏訪を旅行してきました。
10月の週末、2泊3日間で神社好きの仲間と総勢10名で長野県の諏訪に行きました。
諏訪の神社とくれば諏訪大社。諏訪湖周辺の4つの神社をまとめて諏訪大社と言っています。
私は旅行ガイド役も兼ねておりますので、事前に諏訪について調べてみたところ、「ミシャクジ」と言われる神様の信仰がベースになっていること、諏訪のミシャクジ信仰は縄文文化(狩猟文化)を色濃く残していることが分かりました。
そこで、諏訪大社以外に、ミシャクジを祀る神社や縄文文化を味わえる尖石(とがりいし)縄文考古館もコースに入れました。
縄文土器、つい数ヶ月前までは「縄目の文様がついた分厚い土器」くらいの認識でしたが、実際に興味を持ってみてみると、蛇やカエルをかたどった土器、水煙をかたどった土器、不思議な幾何学模様が施された土器など、見ていて飽きません。
この考古館には国宝の土偶も2点あります。「縄文のビーナス」と「仮面の女神」。ホント、素晴らしい土偶で、目が釘付けになるというか、惹きつけられました。
↓縄文のビーナスはこちら↓
↓仮面の女神はこちら↓
諏訪大社とくれば、6年おきに開催される御柱祭(おんばしらさい)が有名ですが、今回注目したのは御頭祭(おんとうさい)。諏訪大社で毎年4月15日に開催される祭祀ですが、お供え物が凄い。普通、神社でお供えするものって、米、塩、水、酒といったイメージですよね。御頭祭では75頭の鹿の首をはじめとする動物の生贄を供えていたそうです。さすがに現代では本物の生贄ではなく、剥製にしているそうですけど。
昔の御頭祭をイメージさせる展示物が神長官守矢史料館にあります。こちらの史料館のメインの展示物がこちら↓
ウサちゃん、木の棒で貫かれちゃってます…。
この辺りが農耕民族ではなく、狩猟民族の祭祀を彷彿とさせますね。
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