【コラム】人生、夏から秋へ
吉田松陰の『留魂録』では人生を四季に例えています。自分自身の過去を振り替えると、大学を卒業するまでが春のような気がします。経済的にも社会的にも自立しておらず、親の庇護の下で育った時期です。
社会人として活動するようになってからが夏。4つの会社でサラリーマン生活を営み、結婚しました。仕事がきっかけで気持ち的に土砂降りの雨のときや、シトシト続く長雨のような時期もありましたが、30歳頃から人生の梅雨があけ始めました。32歳で子どもが生まれ、33歳で独立。経済的に追い込まれた時期もありましたが、基本、「イケイケドンドン」がキーワードのような人生となり、大いに仕事をして、夜は大いに呑んでの繰り返し。
…だったのですが、いつの間にか夏の時代は終わっていました。
明らかに肉体が下り坂の局面に入っています。夜中にトイレに起きる確率が増えていますし、朝起きた時に体がこわばっていているため、朝一番の日課が柔軟体操。命に別状があるわけではありませんが、感覚器や内臓に異常が見つかり、朝晩の服薬も日課の一つとなりました。
「酒のない人生なんて考えられない」という価値観の下、「今日もオレ、頑張った!」と毎晩アルコールを呑んでいましたが、アルコールの呑み過ぎは肝臓だけでなく、心臓にも負担をかけるため、日本酒でいうと1日2合まで。休肝日も週に2~3日設けるようになりました。
こんな感じで、体力・健康の衰えをきっかけに「健康」を気にしながら過ごす日々となり、「人生の秋」を感じ始めているわけです。正直、ちょっと寂しい感じがしなくもない。
ただ、コインに表と裏があるように、「人生の秋」(しかも初秋!)には健康や体力の低下という裏面もある一方、表面もあるはずです。
傍目八目(おかめはちもく:当事者よりも第三者(傍観者)のほうが、物事の状況や損得を冷静かつ正確に判断できること)という言葉があるように、他人のことは見えていても、自分のこととなるとよく分かりません。
そこで、普段自分が使っている生成AIに手相、人相、姓名判断、生年月日を使った占いなどをしてもらい、複数の占いの結果に共通するものは何かを調べてもらいました。その結果、「自分が頑張る時代はもう終わり。自分が持っているものを次世代に引き継ぎましょう。」というメッセージを受け取りました。秋っぽいなぁ。でも前向き。
次世代とくれば、子どもたち、スタッフの皆さん、お客様(とお客様の会社のスタッフの皆さん)でしょうか。本でも書けば、読者の方にもメッセージが届きますが、ちょっとハードルが高そう。以前は毎月お便りをご縁ある人に送っていましたが、仕事の忙しさにかまけて、今は休刊中。具体的にこうしようというのは見えていませんが、しばらく模索を続けてみようと思っています。
私は現在56歳ですが、64歳までを初秋とし、65歳から秋真っ盛りにしようと思っています。大分類すれば秋とはいえ、まだまだ「初秋」。健康に気を配り、次世代へのバトンも意識しつつ、走り続けます。
0コメント