【コラム】長男、社会保険労務士試験にチャレンジ!
私の長男は22歳。社会人1年目ですが、大学4年生になったあたりから社会保険労務士になるべく、勉強をし続けてきました。
一生懸命勉強している様子を見てきたし、模試の結果も確認し、合格してもおかしくないレベルに達していました。
8月24日(日)に試験を受けました。午前中は穴埋め問題。午後は5つの選択肢から1つを選ぶ択一問題です。
夜8時、資格の専門学校から解答速報が出ました。私が解答を読み上げ、長男が正誤判定。
午前中の穴埋め問題は8割の正答率。7割取れれば合格確実なので、余裕で合格圏内。
そして午後の択一問題。70問中、正解は40問。合格ラインは例年44点くらい。
残念!あと一歩でした…。
私は、私が不合格になったわけでもないのに、胸の中が重くなった感じになり、ドヨーンとしてしまいました。こんな気分は何年ぶりだろ。ひどい落ち込みです。
振り返ってみれば、私も長男と同じような経験をしたことがあります。資格の専門学校に通い、しっかり勉強して、過去問も何度も解いて、ほとんどの問題について考えなくても反射的に正誤が見極められるくらいにやりこみました。ここまでやって誰が落ちるんだ!落ちるはずがないと思えるレベルに達したという自負を持って社労士試験に臨んだ結果、ある科目で足切りに遭ってしまい、不合格。「こんだけ頑張ってもダメか…。」「1年に1回しか試験がないのに、落ちてしまった…。」「もう一度、この大量の勉強をすることになるのか…」という虚無感にひたってしまいました。
親として息子を応援していたのに残念な結果に終わってしまったことで落ち込んだこともありますが、かつての自分の思い出がフラッシュバックしてしまい、更に落ち込み気分を味わってしまったようです。
私と長男の共通点は、どうやら「寝れば気持ちがリセットされる」ことにあるようです。長男は次の日、これまで通っていた資格の専門学校から、別の学校に通うことを決め、申込みをしてきました。
そうそう。落ち込んでいても、不合格が合格に変わるわけではありません。事実は事実として受け止めて、新しい一歩を踏み出すこと。それを実践した長男はエライ!
今回で受験を諦めれば「失敗」ですが、来年合格すれば、今年の不合格は「成功に至るまでのプロセス」に変わります。20歳代の開業社労士は滅多にいません。長男の努力が報われる日を信じて、見守ってまいります。
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