【コラム】伊勢神宮最大の祭祀に参加してきました。
三重県伊勢市にある伊勢神宮では、年間1000を超える祭祀が行われています。中でも最大の祭祀は神嘗祭(かんなめさい)。天照大御神(あまてらすおおみかみ)に新穀を奉納する儀式です。
神社検定という検定試験があります。初級、3級、2級、1級の4種類あるのですが、どの級でも構わないので、先着申込100名が、伊勢神宮(外宮・げくう)で祀られている神様にお初穂を奉納する「初穂曳」(はつほびき)という行事に参加できます。神社大好き仲間4名とともにこの行事に参加しました。「エンヤー!」というかけ声とともに、綱を引いていきます。時折、木遣り歌を歌う人に合わせて、合いの手を入れます。800mほど綱を引いて、外宮の入り口にゴール。稲穂を一束持って、五丈殿(ごじょうでん)という屋根と柱しかない建物で係の人に引き渡し。その後、外宮と内宮で御垣内参拝(みかきうちさんぱい)。
そして夜、神社検定1級合格者のうち、先着申込20名が参加できる神嘗祭のメイン祭祀、神嘗祭由貴夕大御饌(かんなめさい ゆきの ゆうべの おおみけ)に参加。参加というより、傍で見学というイメージです。
目の前を元皇族の黒田清子様が通られました。身長は160cm以下の小さなお体のようにお見受けしましたが、背筋をピンと伸ばして歩く姿は、凛としていて独自のオーラを放っており、神々しさを感じました。
通常見ることができない祭祀に立ち会うことができ、神社好きの私にとっては、一生の思い出となりました。
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