令和6年度地域別最低賃金、50円UPへ
2024年7月25日、第69回中央最低賃金審議会が開催されました。この審議会において、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。
【答申のポイント】
各都道府県の引上げ額の目安については、下記のランクともに50円です。
今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。
仮に目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,054円となります。この場合、全国加重平均の上昇額は50円(昨年度は43円)となり、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額となります。また、引上げ率に換算すると5.0%(昨年度は4.5%)となります。
ちなみに、東京の現在の最低賃金は1,113円。これに50円を加えると1,163円となります。なお、50円UPは目安ですので、1,163円という額は確定ではございません。
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