【コラム】手拍子お願いしまーす!・・・って言わないの?
先日、高校1年生の次男が所属している部活動「弦楽部」の定期演奏会を見に行きました。
バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス(左から順に音が低くなります)の4種類の弦楽器の演奏会です。大半の子どもたちが高校1年生になって初めて弦楽器に触れるのだそうですが、その割に、ちゃんとした音が出ているし、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
演奏曲はクラシックではなく、ポップス系が中心で、パイレーツ・オブ・カリビアンとか、宇宙戦艦ヤマトとか。曲の合間に部員たちが代わる代わるトークを披露してくれました。
小学生のようにセリフを棒読みするわけでもなく、かといって、大人のようにこなれた感じでもなく、キャッキャッとした華やぎと初々しさが伝わってきました。
披露してくれた曲はポップス中心ですから、トークの最後、これから次の曲を演奏するという時に、観客に手拍子を呼びかけが何度かありました。
さて、皆さんは観客に手拍子を呼びかける際、どのように呼びかけますか?
私だったら「手拍子お願いします!」と元気に呼びかけると思います。
もっと砕ける場合は「手拍子ヨロシク!!」
ところが、今の高校生は違いました。
「手拍子してくれたら嬉しいです!」
3人くらいの部員が別々のタイミングで観客に呼びかけていましたが、どの部員も「手拍子してくれたら嬉しいです!」という言い回し。
私の言い方は極端な話、自分が望む行動を相手に強制する感じ。
一方、高校生の言い回しは自分の気持ちや願いを表明する感じ。
昭和と令和の違いを感じました・・・。
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