【コラム】種子骨障害

4月のある土曜日、目覚めたら右足の親指の付け根からちょっとしたの膨らんだ部分が痛くなっていました。

右足を地面につけるだけで痛い。そんなわけでぎこちない歩き方をせざるを得なくなり、はたから見ても痛々しそうに見えるようになりました。

実は2月にも全く同じ症状が出ました。「もしかして痛風か!?」と思いましたが、病院で診てもらったところ、「痛風ではなく、種子骨という骨が炎症を起こしている」という診断でした。正直なところ、シップを貼って安静にする程度の処方でしたので、今回は病院に行かず、家にあるシップを貼ったり、種子骨障害に効くマッサージをしたりして過ごしたところ、5日ほどで痛みが引きました。

種子骨障害は激しく足を使うスポーツをする人(特に思春期)に出やすいそうなのですが、私は激しいスポーツなどやっておりません。いまだにハッキリとした原因は不明です。

それにしても、「痛い」というのはありがたい機能ですね。

痛ければ、その部分に負荷をかけるのをやめたいと心から思います。負荷をかけなければ自己治癒能力で治るんですから、痛みは健康に気持ちを向けるためのサインだと思います。

とはいえ、痛みを感じると、気が滅入りがちです。そんな時は昔読んだ本に書いてあったことを思い出します。その本には

「痛い箇所があるといっても、それは肉体の何パーセントですか?肉体の大半は正常に機能しているでしょう。正常に機能している肉体の大半の部分に意識を向けて、感謝しましょう。」

ということが書いてありました。ごもっとも。

50歳代の半ばに差し掛かってくると、数十年前の自分では想像もしていなかったような肉体の変化が生じます。肉体のピークはとっくに超えているわけですから、ある意味当たり前です。

体によいものを食べたり飲んだりすること、適度に運動すること、睡眠時間を確保すること、そして、心穏やかに生きていくこと。こんなことを心がけながら、自分自身の毎日を支えてくれている自分の肉体の細胞たちに感謝を捧げたいと思います。

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