【コラム】ギックリ腰
昨年12月にアップルウォッチを買いました。iPhoneと連動させると健康状態や日々の運動状況が詳しく計測されるので、とても励みになっています。
計測される数値で気になるのが「心肺機能」。最大酸素摂取量(VO2max)という数値が低いのです。これを高めることで、持久力が上がるそうです。
そういや最近、体力をつけるための活動をサボっていたような気がすると反省し、心肺機能を高めるためにはどうすればよいか、検索してみました。
この中で興味を引いたのが「タバタ式トレーニング」。タバタ式トレーニングは、立命館大学の田畑泉教授が開発したもので、アメリカなどで大流行しています。
20秒間の強度の高い運動と、10秒間の休息、あるいは負荷の軽い運動を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返すというものです。
「20秒間の強度の高い運動」の具体的なメニューは田畑教授からは示されていませんが、これもまた調べていくと「バーピージャンプ」がいいらしい。バーピージャンプとは、立った状態から腕立て伏せの姿勢になり、立ち上がる流れでジャンプをするという運動です。
実際やってみたところ、これがホント、キツイ。20秒間バーピージャンプをやり続け、10秒休憩、そしてまた20秒間バーピージャンプをやり続けたあたりで体力限界。息が上がってしまいます。
それでも「ここからが勝負だ!」と自分に言い聞かせ、もう20秒間、ヘロヘロになりながらもバーピージャンプ。
8回繰り返すのは夢のまた夢ですが、まずは3回という実績からスタートし、毎日やり続ければ、そのうち8回できるようになる日も夢ではないだろうと、将来の自分を楽しみにしていました。
で、4日目。仕事から帰ってきて、風呂に入る前にバーピージャンプ。この日も実質2回目でギブアップ状態でしたが、そこを踏ん張って、3回目の20秒間にチャレンジ。
その3回目の途中、ジャンプしようとしたら・・・「グキッ!!!」・・・やっちゃった。
振り返ると、3回目ともなると姿勢が崩れてしまい、前のめりになりながらもジャンプ。前のめりの姿勢でジャンプすれば、腰から上の重さが全て腰にかかってくるわけです。元々腰が弱いので、腰があっさり限界を迎え、腰を痛めてしまう結果になってしまいました。
その日は立つことすらできず、四つん這いで家の中を移動。
一番キツイのが、起床時。寝ている姿勢から起き上がるだけで、慎重にやらないと強烈な痛みが体を駆け抜けます。どうやって起き上がるのが腰に負担がかからないか。いろいろ試行錯誤をしながら10分以上かけて布団から起き上がることになります。
健康になりたくて始めたバーピージャンプなのに、かえって体を痛めてしまった私。日常生活にししょうがなくなるレベルにまで回復するのに、約10日かかりました。
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