【コラム】幸せな人生を送るために

幸せな人生を送りたい。おそらく大半の人が持つ、共通の思いではないでしょうか。

私は幸せになるための3つの要素があるのではないかという仮説を持っています。

第3位は「お金」。お金は人生を楽しく快適に過ごすための軍資金です。生活するのには一定程度のお金が必要です。それとプラスアルファ。食べたいときに食べたいものを食べることができたり、見たいものを見に行くことができたり・・・多少の贅沢というか余裕は欲しいです。

第2位は「健康」。医師に診察してもらったり治療を受けたりするにはお金が必要です。つまり、ある程度はお金で健康を買っているという一面はありますが、究極のところで言えば、やはりお金で健康は買えません。いくらお金があっても、いつもどこかが痛いなどの不自由があるのは困りものです。ですから、第3位と第2位の間は結構開きがあります。

第1は「愛」。思いやり溢れる人間関係の中で過ごすこと。これも第2位の「健康」との間には相当な開きがあると思っています。つまりダントツの1位!

思いやり溢れる人間関係を築くためにはどうすればよいか?理屈は簡単です。

  • 思いやりを持つこと
  • 思いやりのある言葉を話すこと
  • 思いやりのある行動をすること

つまり、相手からの思いやりを期待するのではなく、自分が相手を思いやるということです。世の中というのは、自分の心の鏡です。自分が思いやり溢れる人になることができれば、自然と思いやり溢れる人が寄ってきます。類は友を呼ぶということです。

思いやりといっても、どこから手をつければよいのか分からない人もいるかもしれません。

私が好きなのは「無財の七施」です。

  1. 眼施(キツイ目ではなく、温かなまなざしで人を見ること)
  2. 和顔施(しかめっ面をせず、穏やかで和やかな表情をすること)
  3. 言辞施(思いやりのある言葉を話すこと)
  4. 身施(荷物を持ってあげるなど、自分の体を使って奉仕すること)
  5. 心施(人の心に寄り添い、誠意をもって人の話を聴くこと)
  6. 床座施(席を譲ること)
  7. 房舎施(本来の意味は泊めてあげること。現代でいうと訪れた人をもてなすこと。)

こんなことを言っている私もどれだけできているのか、心もとない限りではありますし、実際できていないこともたくさんありますが、昨日より今日、今日より明日。少しでも自分が目指している方向に近づいていきたいと思っています。



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