【コラム】紺綬褒章
40歳を過ぎた頃、当時学んでいた東洋思想の師匠から、こんな言葉をかけられました。
「中野さんは、あまっているものを、足りていない人にあげるといいよ」
この言葉が、私のその後の行動指針になりました。
出し惜しみせず、まずは「知識」から
「なるほど」と腑に落ちた私は、まず自分が持っている知識やノウハウを、ご縁ある方々へ提供することから始めました。
お客様をメインに、時には有料、時には無料で。大切にしているのは、「知っているのに出し惜しみをしない」という姿勢です。
「お金」のあまっている・足りないは考え方次第
次に考えたのが「お金」のことです。「あまって困る」ほど持っているわけではありませんが(笑)、考え方ひとつでどうにでもなります。誰かよりは持っているし、誰かよりは持っていない。
それなら、「自分より足りていない人」のために、出せる範囲で寄付をしようと思い立ちました。
寄付先に選んだのは、日本赤十字社です。
世界中の誰かの役に立てるという点に加え、実は皇室の方々との不思議なご縁も感じていました。
- 過去に3回、皇居の清掃ボランティア(奉仕団)に参加し、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻とお言葉を交わす機会をいただいたこと。
- 長男が高校の短期留学で、愛子さまと同じメンバーに加わっていたこと。
こうした「勝手ながらのご縁」を感じる皇族の方々が活動に携わっておられることも、大きな理由の一つでした。
2026年2月9日、紺綬褒章の受章
コツコツと寄付を続けてきた結果、先日、公的な褒章である「紺綬褒章」の受章基準に達し、官報に名前が掲載されました。
※紺綬褒章:公益のために私財を寄付した人に授与される日本の褒章です。
現在は官報で確認した段階で、これから山梨県庁にて、日本赤十字社山梨県支部長(=山梨県知事)からメダルや受章の記(感謝状のようなもの)をいただくことになりそうです。詳細はこれからですが、静かにその日を待っています。
「紺綬褒章」に興味がある方へ
もし寄付や褒章に興味があるなら、こんなポイントを知っておくと良いかもしれません。
対象: 国、地方公共団体、認定された公益団体への寄付が対象です。
注意点: 「ふるさと納税」でも対象になりますが、返礼品をもらうと対象外になるそうです。事前に自治体へ確認することをおすすめします。
コツ: 一括でなくても、数回に分けて寄付する場合に「累計額」でカウントしてくれるかどうかを、あらかじめ団体に確認しておくとスムーズです。
これからも、自分にできる範囲で
正直に言えば、今は住宅ローンの返済に追われていて、寄付額は以前よりグッと落としています(笑)。それでも、細く長く、寄付自体は続けています。
返済に目処がついたら、またいつかもう一度、褒章をいただけるくらい世の中のお役に立てるよう、コツコツと取り組んでいきたいと思っています。
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